「好きなことを仕事にする」っていうワードをよく耳にします。
皆さんは、このワードを聞くとどう感じますか。
「好きなことは仕事にならない」
「そもそも好きなことがわからない」
人によって、反応は様々です。
でも、本当に好きなことを仕事にすることが出来たら「楽しいだろうな〜」と、心のどこかで感じている人は多いと思います。
とはいえ、「好きと仕事が直結しない」「好きなことがわからない」って思ってしまいますよね。
就職活動や転職活動などで「好きなことがわからない…」そんな時どうすればいいか。
そんな疑問にお答えします。
この記事を書いている私は、人材業界で10年以上キャリア相談経験のある国家資格を持ったキャリアコンサルタントです。
そんな相談経験からこの記事を書いています。
同じ悩みを持った人への解決への糸口となれば幸いです。
仕事で「好きなこと」がわからない時は…やりたくないを書き出す
「好きなことを仕事にする」
とても響きの良い理想的な言葉です。
でも、現実的には難しいし、そもそも好きなことがわからない!
そんな時にやってほしいのは…、
「嫌いなこと」「やりたくないこと」
を考えてみることです。
要するに、逆のことをするということです。
「好きなこと」がはっきりとしている人はいいですが、組織で長く働いていると、自分の「好き」がわからなくなってしまっている人は多いです。
そういった時は、「好き」を考えるのではなく、「嫌い」を考えてみるということです。
これまでやってきた仕事を振り返ってみると、「好き」よりも「嫌い」「やりたくない」事の方が出しやすくありませんか。
素直に「好き」が出てこないのであれば、逆である「嫌い」「やりたくない」を出せるだけだしてみましょう。
ノートなどに書き出してみると、後から見直すことができるのでおすすめです。
書き出す時は感情的になっていたとしても、書き出してあれば、あとから冷静に・客観的に見ることが出来ます。
自分を見つめ直す時は「冷静」であることは重要です。
好きなことを仕事にするために「嫌い」「やりたくない」を考える
とくに組織で働いていると、
「嫌い」
「やりたくない」
「我慢してやる」
「この人と関わりたくないけど仕方なく」などなど…
制限や我慢が多く、「好きなこと」を考えるどころではなくなってしまいます。
「嫌い」「やりたくない」の感情で溢れかえっているので、「好き」がわからなくなってしまう状態です。
自分を整理する上でも、
埋もれてしまった「好き」の本音を思い出すためにも、まず自分の「嫌い」「やりたくない」を素直に見つめてみる。
自分に向き合って、
「考える」「書き出す」
これをすることで自分の「嫌い」「やりたくない」を知ることから始めてみましょう。
現実的に、立場・責任・業務内容的に
「嫌い」
「やりたくない」
を避けられなかったとしても、それを知っておくだけでも大きな違いになります。
好きも嫌いも感覚的に麻痺して、ただ仕事をしているのと、
「嫌い」
「やりたくない」
を自分で理解した上で仕事するのでは大きな差になります。
今後、転職や異動・昇進などの転換期が来た時に、「好き」がわからなかったとしても、「嫌い」「やりたくない」を自覚していることで、自分の選択も変わってきます。
仕事で好きなことを知るために…「嫌い」「やりたくない」を減らす
まずは、「好き」を知るために、「嫌い」「やりたくない」を知る。
それを知った上で、自分ができる選択をする。
就職・転職や異動などの選択に迫られた時に、「嫌いな業務」「やりたくない業務」があるかないか。
もしくは、「嫌いな業務」「やりたくない業務」が多いか少ないかによって、自分の選択を変えていくことが出来ます。
可能な範囲でいいので、「嫌い」「やりたくない」事をやらない・断ってみる。
「嫌い」「やりたくない」が身の回りから減ってくると、自分の気持ちに素直になり、「好きなこと」「やりたいこと」がみえてくる。
こんなイメージです。
仕事をする上での「価値観」「責任感」は大事だと思います。
でも、辛い・悩んでいるようであれば、少しだけでも自分の本音に耳を傾けてみてはいかがでしょう。
まとめ|好きなことを仕事にするために…やりたくないことを考えよう
・自分の「好き」がわからないなら「嫌い」「やりたくない」を書き出してみる
・まずは、自分の「嫌い」「やりたくない」を理解しておくだけでもいい
・できる範囲で「嫌い」「やりたくない」をやらない・断る
・「嫌い」「やりたくない」が減ってくると「好き」「やりたい」がみえてくる
こんな感じとなりました。
転職活動や今の仕事で悩んでいるのであれば、一度自分の正直な気持ちを見つめ直してみるのはおすすめです。
この記事が仕事で悩んでいる人の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただいありがとうございました。
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