今の仕事がつまらない。つらい。辞めたいと思っているけど、特にやりたい仕事もない!どうしたらいいんだろう。
そんな疑問にお答えします。
この記事を書いている私は、人材業界で10年以上キャリア相談経験のある国家資格を持ったキャリアコンサルタントです。
転職活動における悩みのなかで「やりたい仕事がない」「何をしたいのかわからない」という相談をよく受けます。
転職活動を始めるにあたって、まず初めにやっておきたいことは自己分析です。
自己分析とは
転職活動における自己分析とは、自分自身の「長所・短所」「特徴」「能力」「価値観」などを把握し、分析することです。
転職活動の軸や自分の方向性をしっかりと整理しておくことは、応募書類作成や面接に通過するという意味でもとても重要になります。
転職活動での自己分析の重要性
自己分析は、自分の価値観・強みを理解することを目的に行います。
面接で質問されたことに答えやすくなる
これまでの経験・体験を振り返り、自己分析すると、自分は何がやりたくて、どうありたいのかが見えてきます。
そして、自分の価値観や強みを知ることで、どんな仕事に向いているのかイメージしながら、企業選定をすることができます。
ただ闇雲に求人に応募することなく、企業選定の軸を持った転職活動を進めるために、自己分析してから始めることが必要となってくるのです。
自己分析がしっかりとできていると、自分のことをしっかり理解できているので、面接官から「転職理由」や「志望動機」などを聞かれた時にスムーズに答えることが出来ます。
自己分析と聞くと難しく考えてしまいますが、あまり難しく考えずにやってみることをおすすめします。
転職を考えたとき簡単にできる自己分析のやり方!自分へ質問してみる
簡単な自己分析の自分への質問・確認項目は次の4つ。
①「退職・転職することになった理由は何か」
②「自分がやりたいことは何か・やりたくないことは何か」
③「自分ができることは何か」
④「譲れない労働条件・待遇面は何か」
この4つだけでいいです。できれば書き記しておくといいでしょう。
順に解説していきます。
転職前の自己分析やり方①「退職・転職する理由は何か」
まずは今の職場、前の職場を辞めたいと思った理由は何かを考えてください。
例えば…、
人間関係
業務内容
給与
労働時間・残業
休日
通勤時間
など…。
今回、転職したいと思ったきっかけを、紙に書き出してみてください。
そして、
例1.「労働時間が長い」「休みが取れない」
という理由で転職を決意!
→企業選定の時には「労働時間」を気にする必要がある。
例2.「業務内容が合わない」
という理由で転職を決意!
→企業選定では「業務内容」をしっかりと確認する必要ががある。
この部分をしっかりと整理しておかないと、転職しても同じ理由で辞めることになる可能性が出てきます。
退職・転職するきっかけは、なんとなく頭ではわかっているつもりでも、転職活動で忙しくなってくると「そもそもの動機」がぼやけてしまうことがあります。
書き出すなどしてしっかり把握しておくことが重要です。
転職前の自己分析やり方②「自分がやりたいこと・やりたくないこと」
純粋に自分が「やりたいこと」「やりたくないこと」を考えてください。
これも紙に書き出しましょう。
ここは、「できる」「できない」とか、「給料が高い・安い」などの条件等は、なるべく考えないようにしてみてください。
例えば、
「企画・開発の仕事がしたい」
「新規営業の仕事はやりたくない」
「営業でも法人営業ならいいが、個人営業はやりたくない」
「一日じっと座って仕事するのは苦痛だ」
「社外の人とも接したい」
こんな感じで、やりたいこと、やりたくないことを書き出してみます。
とくに、これまでの経験をもとにやりたいこと・やりたくないことが出ているのであれば、そこは重要です。
やったことないけど、「やってみたい」「やりたくない」というのは想像・予測になります。
やってみたら「面白かった」「面白くなかった」ということもあるかもしれません。
しかし、これまでの仕事の経験から「またやりたい」「もうやりたくない」ということは、自分の中で結果が出ている状況です。
結果が出ていることに関しては、企業選定するうえでの基準としてしっかり把握しておく必要があります。
転職前の自己分析やり方③「自分ができることは何か」
転職活動中に「自分は仕事ができない」「自分ができる仕事はない」という人もいます。
転職活動は自分を見つめ直す作業が必要となってきますので、自信を無くしてしまうことはよくあります。
「自信をもってできることがない」という人は、「苦にならない仕事」に対して考えてみてください。
自信がなくなっている時に、「自信をもってできる仕事は?」と確認しても、何もないという答えになってしまいます。
そんな時は、「嫌ではない・苦ではない仕事」は何かを考えます。
他の人は嫌がる仕事だけど、自分は苦ではない仕事というのは、できる仕事に入ります。
これまでやってきた仕事を振り返り、「嫌ではなかった・苦ではなかった仕事」をあげてみましょう。
「書類整理は嫌ではない」
「接客は苦ではなかった」
こんな感じで、自己分析していきましょう。
どうしても自信が持てない場合は、キャリアのプロに相談してみてはいかがでしょうか。
転職活動を始めてみるとわかるのですが、
「何から始めていいのかわからない」
「やり方があっているのかわからない」
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もちろん、「自信をもってできる」という仕事をあげることができるのであれば、それで問題ありません。
転職前の自己分析やり方④「望む労働条件・待遇面は何か」
現実的に考えなければならない面として、労働条件・待遇面があります。
給与・労働時間・勤務地など、人それぞれ譲れない条件はありますよね。
現実的に働くことのできる条件を考えて書き出しておきましょう。
転職活動で失敗しないために企業選定の条件を絞り込むのがおすすめ
ここまでやってきた自己分析を掛け合わせると、
「退職・転職理由」×「やりたいこと・やりたくないこと」×「できること」×「労働条件・待遇面」=企業選定の軸
このように、企業選定の軸が絞り込まれます。
このように自己分析をしたうえで進めれば、しっかりとした方向性をもって転職活動ができるでしょう。
まとめ|転職活動を始める前に自己分析して軸を決めることが重要
今回の記事のまとめです。
転職を考えたとき簡単にできる自己分析のやり方!自分へ質問してみる
①退職・転職することになった理由は何か
②自分がやりたいこと・やりたくないこと
③自分ができることは何か
④望む労働条件・待遇面は何か
こんな感じとなりました。
転職活動をやみくもに進める前に、自己分析をしっかりやったうえで進めましょう。
企業選定の軸を決めることがポイントとなります。
この記事が参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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