今回は、国家資格キャリアコンサルタントについての記事です!合格体験も交えて書いています。
この記事を書いている私は、宅建・FP・衛生管理者・キャリアコンサルタント試験に短期一発合格しています!
今回は、私が国家資格キャリアコンサルタントに合格したときの勉強法と体験記です。
これからキャリアコンサルタントを目指す人へ、参考になるような記事になっています!
キャリアコンサルタントとは
キャリアコンサルタントは「キャリアコンサルティング」を行う専門家です。
「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。
厚生労働省 HPより https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/career_consulting.html
国家資格として、2016年4月より創設されました。
企業の人事・人材開発部門、ハローワークなどの公的就業支援期間、大学内キャリアセンター、人材関連会社など、幅広い分野で活躍しています。
国家資格|キャリアコンサルタントになるには
国家資格キャリアコンサルタント試験の受験資格
【キャリアコンサルタント試験の受験資格】は下記の通りです。
①厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者
②労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する者
③技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者
④上記の項目と同等以上の能力を有する者
②~③のように何らかのキャリアコンサルティングの経験や資格がある人は講習を受ける必要はありません。
キャリアコンサルティングの経験・資格がない場合は①の講習を修了すれば受験資格がえられます。
私の場合は、②の相談経験はありましたが、一から勉強するために①の養成講座を修了してから受験しました。
キャリアコンサルタントの試験には実技試験があります。
私の場合、人材業界で相談業務を行っていたので、②の経験を有するものとして受験しても良かったのですが、実技試験対策ができそうもなかったので、①の養成講座を修了してからの受験となりました。
キャリアコンサルタント養成講座とは
厚生労働大臣が認定する講習を修了する必要があります。
講座多数あり、実施機関それぞれの特徴を持っていますので、自分に合った講座(3ヶ月~半年程度)を選ぶことになります。
認定講座については厚生労働省HPでご確認ください。
私は、比較的スケジュール期間の短かったLECリーガルマインドで2017年10月スタートで約3か月の講座を修了。
とにかく早く受験したかったので、スケジュールは若干過密でしたが、LECを選んで正解でした!
何校か他の学校も説明を聞きましたが、スケジュール的に余裕がある分、受験が遅くなるのでやめました。
とにかく最短で受験資格を得たければLECはオススメです!
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LEC東京リーガルマインドそして、次の年の3月の試験(第7回)を受けました。
12月で講座修了後、1月2月3月は学科試験の勉強と実技試験対策をしていました。
国家資格キャリアコンサルタント資格試験の難易度
キャリアコンサルタントの試験は国家資格ということもあり、難易度は高めです。
試験団体によっても違いますが、合格率は約25%程とイメージしておけばよいでしょう。
学科試験の合格ラインは 100点満点(2点×50問)で70点以上の得点。
実技試験では面接と論述で、150点満点中90点以上で合格となります。
国家資格キャリアコンサルタント資格試験の出題形式
【学科】
・筆記試験:四肢択一のマークシート
50問 100分
【実技】
・論述試験:記述式で事例(逐語)記録を読んで問に解答
50分
・面接試験:ロールプレイ
20分(ロールプレイ15分、口頭試問5分)
※試験機関は2団体あり、出題形式は同じですが出題内容は変わります。
【特定非営利活動法人日本キャリア開発協会】
【特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会】
どちらで受験するかは各団体のHPを確認してから決めてくださいね。
国家資格キャリアコンサルタント資格試験の試験日
試験は学科と実技面接があり年に3回実施されます。
上で解説した試験団体によって実技面接試験の日程が違いますので、HPなどで確認が必要です。
どの試験団体で受験するか・どの日程で受験するかを早めに決めて、計画を立てましょう。
キャリアコンサルタントになりたい人におすすめの本
2016年4月から国家資格になった「キャリアコンサルタント」
個人でキャリアを考える機会が増えて、これからますますニーズの高まる注目資格!
「キャリアコンサルタント」は何をする人なのか?
「キャリアコンサルタント」は、勝手に名乗ることができない! ?
「キャリアコンサルタント試験」はどんな試験なのか?
キャリアコンサルタントに、興味はあるけどよくわからない…。
そんな人のために、キャリアコンサルタント資格のことをゼロから解説してくれます。
資格取得に迷われている人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
キャリアコンサルタント資格試験のおすすめ勉強方法
キャリアコンサルタント試験|学科対策は過去問必須!直前まで…
択一マークシート方式の国家資格の勉強法は「過去問の繰り返し」とお伝えしています。
キャリアコンサルタント試験の学科試験対策の場合も同じで「過去問の繰り返し」です。
しかし、他の試験と違って過去問題集が出版されていません。
養成講座で勉強しているテキストを読み込めば、キャリアコンサルタントとしての知識はつきます。
しかし、やみくもにテキストを読み込んだとしても、的を絞った試験対策にはなりません。
そこで、学科対策としてやっておきたいのは過去問につながる情報収集です。
そして、収集した問題を直前までひたすら繰り返しましょう。
キャリアコンサルタント資格の学科試験対策|おすすめ過去問3選!
①【HPに正式に出ている過去問3回分】(正答あり、解説なし)をやる
各試験団体のHPには過去3回分の過去問が掲載されています。
新しい最新過去問が掲載されると、古いものから消されていくので早めにダウンロードしておくことをおすすめします。
特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会【過去問題ページ】
過去問が重要なのはどんな国家試験でも同じです!
とにかく、正式に出ているものをダウンロードして繰り返しやりました。
問題と正答は出ていますが、解説はないのでインターネットに出ている情報などを必死で調べました。
私が受験していた当時は、情報も少なかったですが、今はキャリアコンサルタント受験生向けの情報ページなども結構あります。
そういったインターネットのページから解説などの情報を集めるのも一つの手ですね。
②2級キャリアコンサルティング技能検定 学科試 精選問題解説をやる
特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会・書籍販売ページ
試験機関でもあるキャリアコンサルティング協議会の出版している上位資格の2級キャリアコンサルティング技能検定の過去問題集です。
出題内容も似ていて、キャリアコンサルタント試験の受験勉強にも役に立ちました。
3冊ほど出版されているので、できそうなら何冊かやってみてはいかがでしょうか。
③キャリアコンサルタント資格の学科試験対策・その他のおすすめ問題集
私の受験していた当時に出ていた問題集は上記で紹介したものくらいでした。
今は、学科試験の過去問を徹底分析して作られた問題集が何冊か出ているので、それを使うのもありだと思います。
中でもこのテキスト&一問一答問題集はおすすめです。
中身を確認しましたが、よくキャリコン試験を研究されています。
当時、このような問題集が出ていれば、もっと楽に勉強ができたのではないかと思います。
学科対策としては「とにかく収集した問題を繰り返し解いていく」
学科対策としては、
・HPに出ている3回分の過去問題を最低3回、できればそれ以上
・上記で紹介した問題集を一冊選んで最低3回、できればそれ以上
過去問と手に入れた問題集を繰り返し解いていけば合格レベルに達することができます。
国家資格キャリアコンサルタント試験|実技試験(論述・面接)対策
キャリアコンサルタントの実技試験(論述・面接)対策は独学は厳しい
記述式の論述試験と面接試験(ロールプレイ)の試験対策は独学では限界があります。
ここに関しては、専門スクールの対策講座を受講することをおすすめします。
特にロールプレイに関しては、実際に誰かに協力してもらい練習する必要があります。
養成講座の中でも、カウンセリングや相談について「演習」をしますが、受験資格を得るためのものであり、合格するための講座ではありません。
養成講座にプラスαで「試験対策講座」を受講することがおすすめです。
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キャリアコンサルタント資格の実技試験対策は実際に練習を繰り返す
論述試験対策は「とにかく実際に書いてみること」
面接試験対策は「とにかく実際に誰かと練習すること」
事例に対して、
相談者がどんな悩みを抱えているかを考えて書く。
自分ならどのように展開していくかを考えながら練習。
相手が「若年者」「女性」「中高年」によっても展開は変わってきます。
私は、養成講座仲間や知人にクライエント役をお願いして練習を繰り返しました。
まわりに頼める人がいれば、クライエント役をお願いしてみましょう。
相手がいない場合は、オンラインで完結するサービスに登録して専門家の練習相手を見つけるのもおすすめです。
「ココナラ」
ココナラではキャリアコンサルタントの「論述試験の添削」や「実技試験の練習」をサポートしている出品者もいます。
気兼ねなく練習相手を見つけたい場合は活用してみるのもありですね。
▼▼スキルのオンラインマーケット【ココナラ】に無料登録してみる▼▼
「キャリコレ」
キャリコレは、キャリアコンサルタントを目指す人のための試験対策講座サービス。
キャリアコンサルタント資格取得者からオンラインで筆記試験および実技試験の指導が受講できます。
私自身も悩みましたが、キャリアコンサルタントの実技試験(論述・面接)は「できているか・できていないか」の判断が自分では難しいです。
キャリコレなら、試験知識を有したプロのキャリアコンサルタントに実技試験(論述・面接)指導してもらうことができます。
プロの指導が欲しい人、ロールプレイの練習相手が見つからない人にはおすすめのサービスです。
キャリコレのHPはこちらキャリアコンサルタント実技試験(論述・面接)対策におすすめの本
実技試験対策としては、とにかく準備することです。
実技試験のポイントは本で読んでおくと整理できます。
学科は大丈夫だけど、実技試験に不安を感じるのであれば本を読んでポイントを掴んでおくのも重要です。
国家資格キャリアコンサルタント資格試験合格後は登録が必要
キャリアコンサルタントになるためには、キャリアコンサルタント試験に合格等のあと、キャリアコンサルタント名簿に登録することが必要になります。
登録をして初めてキャリアコンサルタントとして名乗ることができます。
登録には
登録免許税 9,000円(収入印紙)
登録手数料 8,000 円(非課税)
がかかります。(2021年4月時点)
詳しくはキャリアコンサルタント登録センターのHPでご確認ください。
国家資格キャリアコンサルタント登録後は5年毎の更新が必要
キャリアコンサルタントとして登録したあとは、5年毎に更新が必要となります。
更新には
更新手数料 8,000円(非課税)
がかかります。(2021年4月時点)
詳しくはキャリアコンサルタント登録センターのHPでご確認ください。
更新するためには、厚生労働大臣の指定を受けた「知識講習」及び「技能講習」を受ける必要があります。
A キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な知識の維持を図るための講習につき8時間以上
国家資格キャリアコンサルタントWeb登録センターHPより https://careerconsultant.mhlw.go.jp/n/update.html
B キャリアコンサルティングを適正に実施するために必要な技能の維持を図るための講習につき30時間以上
ただし、以下の事由は合計10時間以内に限り上記B(技能)の講習を受けたこととみなされます。有効期間満了より5年以内の、以下時間に関して、合計10時間以内の証明書を用意してください。
●技能検定キャリアコンサルティング職種1級に合格したキャリアコンサルタントから、キャリアコンサルティングの実務に関する指導を受けた時間
●キャリアコンサルティングの実務に従事した時間
その他、キャリアコンサルタントとして登録した後に、1級・2級キャリアコンサルティング技能士に合格すると、合格後5年以内の更新では上記「知識」「技能」講習が免除されます。
更に1級キャリアコンサルティング技能士は、毎更新時「技能講習」は免除されます。
国家資格キャリアコンサルタント合格後にステップアップとして2級・1級へ挑戦してみるのもいいと思います。
キャリアコンサルタントとして登録したら終わりではなく、継続的な学習によりブラッシュアップしていく必要があるということですね。
詳しくは国家資格キャリアコンサルタントWeb登録センターHPにてご確認ください。
キャリアコンサルタント資格は無駄?役に立たない?
資格全般に言えることですが、〇〇の資格は取得しても意味がない、役に立たない等の意見はよく聞きます。
キャリアコンサルタントも例外ではありません。
確かに、資格を取得しただけでどうにかなるわけではありません。
各資格共通で、それをどう活かすかが重要なので、取っただけでは役に立たないという人がいるのは理解できます。
資格を取得して、役に立つものにするかどうかは、自分次第ということです。
キャリアコンサルタントの資格を取得して、どうしたい、どうなりたいかを明確にしておきましょう。
〜キャリアコンサルタントの稼ぎ方〜
キャリコンって稼げるの?どんな資格でもこの議論って出てきますよね。
キャリコンも例外ではありません。
どのような資格でも共通して言えることは、取得した資格をどう活かすか。
この本はキャリアコンサルタントとして専業で稼げることの実体験を書いてくれている本です。
私も参考にしている本です。
キャリコンの資格取得後にどう活かしていけばいいか、わからない方へおすすめの一冊です。
まとめ|キャリアコンサルタント試験の学科は独学でも実技は対策必要
今回の記事のまとめです。
キャリアコンサルタントになるには
・試験の受験資格
・キャリアコンサルタント養成講座
・試験の出題形式
キャリアコンサルタント試験の勉強方法
・学科対策
・実技対策
・実技試験対策は独学では限界がある
・実技試験対策は実際に練習を繰り返すことが大事
こんな感じとなりました。
学科は独学でもなんとかなりますが、実技試験は別途対策が必要です。
キャリアコンサルタントは合格してからも勉強は続きます。
その入り口となる試験に合格する為にこの記事が参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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