転職活動を進めるために、おさえておきたいのは「新卒の面接」との違いです。
「転職の面接」と「新卒の面接」が違うことは、何となくはわかっていると思います。
しかし、実際にはぼんやりとしている人は多いのではないでしょうか。
今回は、転職活動を考えている人に「新卒の面接」との違いを解説していきます。
この記事を書いている私は、人材業界で10年以上キャリア相談経験のある国家資格を持ったキャリアコンサルタントのあおきゃりです。
私自身も3度の転職経験をしています。
転職活動を一人で進めていると、不安な気持ちになりますよね。
そんな気持ちが少しでも楽になって、前向きに転職ができるような記事を心掛けています。
最後まで読んでいただければ幸いです。
転職の面接と新卒|就活での面接の質問の違いのポイントは2つ
転職・新卒|就活での面接の違い 「職歴がある」から質問も違う
転職・新卒の面接の違い
新卒の場合:内定後に適性をみて配属先が決まることが多い
転職の場合:どの部署に配属するかが決まっていることが多い
転職と新卒の違いとして、聞かれる「過去について」見るポイントが変わります。
新卒の場合:「これまでどんな人生を歩んできたか」
新卒の場合、職歴はありません。学生時代のことや人生全般でどんな苦労をして、どう解決したかのようなことを中心に聞かれます。
当然ですが職歴はありません。アルバイト経験があれば聞かれる程度ではないでしょうか。
面接時には配属先が決まっておらず、内定後に適性をみて配属先が決まることが多いです。
転職の場合:「これまでどんなキャリアを積んできたか」
転職の場合、職歴があります。前職・現職での結果がでているので、面接官はそこを確認してきます。
職歴を確認すれば、仕事での能力・キャリアがわかります。
新卒のように、「学生時代どうだったか」などの人生全般でのことよりも、結果の出ている職歴を重視されます。
転職の採用面接では、どの部署に配属するかが決まっていることが多いので、職歴(能力・スキル)が重要となってきます。
転職の場合、採用側がどのような人材を欲しているかをイメージして「いかに貢献できるか」をアピールしましょう。
転職・新卒|就活での面接の違い 「転職理由がある」から質問も違う
転職も新卒も「なぜうちなのか」という志望動機は確認されますが、「転職理由」については当然ながら転職の場合のみです。
この「転職理由」を聞かれる理由としては「同じ理由で辞めてしまうのではないか」を確認したいから。
企業は、入社後も、長く活躍してもらうために備品・教育・給与などに費用や時間を費やしているので、すぐに退職されては大きな損失になります。
組織適応力やストレス耐性、今後のキャリアプランなどの「転職理由」を確認することで、同じ理由で退職する可能性を探っておきたいのです。
ホンネはネガティブな理由であったとしても、ポジティブに転換して将来のために転職活動をしているんだとアピールしましょう。
「転職理由」については【転職活動】転職理由・志望動機の答え方|面接で聞かれたときの注意点でも詳しく書いているので読んでみてください。
まとめ|面接は採用側がどのように考えているかを読みとる力が必要
今回の記事のまとめです。
転職の面接と新卒の面接の違いのポイントは2つ
・転職・新卒面接の違い「職歴がある」
・転職・新卒面接の違い「転職理由がある」
こんな感じとなりました。
書類選考が通ったとしても、気を抜かず、採用側がどのように考えているかを想像することが大切です。
必要以上に作りこんで演技する必要はありませんが、できる限り自分の良さが伝わる工夫をして面接に臨みましょう。
今回の記事が参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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